理学療法士が教える
靴の選びのポイント
私たちが生活する上で立ったり歩いたりする際には足は唯一地面に接する部分です。
そのため姿勢やバランスにも大きく影響すると考えられます。
特に屋外では靴の環境にも着目する必要がある点であると思われます。
足の痛みなどトラブルがある方には足や靴に関しても注意してみましょう。
靴の選びのポイント
ポイントは3つほどあります。
- ① 踵は十分に硬さがあるか
- ② 親指のところで曲がるか
- ③ 適度にねじれるか
- ④(インソールが外れるか)
① 踵は十分に硬さがあるか
①かかと部分は歩くとき、走るときに一番最初に地面と接する部分です。
その大事な瞬間に踵がぐらつくような状態では、支えとなる足(下肢)が不安定となり膝や股関節などにも負荷がかかる状況になりかねません。
そのため、ヒールカウンターと呼ばれる踵をサポートしてくれる部分は硬くてしっかりしたものがおススメです。
② 親指のところで曲がるか
②歩くとき、走るときに踵をついた後はつま先の方向に向かって徐々に足裏全体が地面に接触していきます。
そのあと、踵が浮き上がって次の一歩を踏み出そうとする際に親指の関節部分で地面を蹴り出します。
そのため、この蹴り出し動作がスムーズに行われるようにするためにも靴も親指の関節部分でしなやかに曲がった方が効率がよいわけです。
次の一歩を効率よくスムーズに蹴りだせるためにもつま先部分の曲がり具合も必要になります。
③ 適度にねじれるか
③歩くとき、走るときにも足は上下に動くだけではなく三次元で複雑な動きが生じています。
そのため靴にも足の動きを妨げないためにもある程度捻じれるようなゆとりを持った適度な柔らかさが必要になります。