尿道炎とは?
尿道炎は、尿道に炎症が起こる疾患で、主に細菌やウイルスの感染が原因となります。
男性に多い疾患ですが、女性も発症することがあります。
適切な治療を受けずに放置すると、前立腺炎や膀胱炎、腎盂腎炎といった合併症につながる可能性があるため、早めの受診が重要です。
尿道炎の主な症状
尿道炎の症状は、原因となる細菌やウイルスの種類によって異なりますが、主に以下のようなものが見られます。
- 排尿時の痛み(排尿痛)
- 尿道からの分泌物(膿)
- 頻尿・残尿感
- かゆみ・違和感
女性の場合、症状が軽いため気づきにくいこともありますが、不正出血や下腹部の違和感がある場合は注意が必要です。
尿道炎の検査
尿道炎の診断には、いくつかの検査が行われます。
尿検査
尿中の白血球や細菌を調べることで、尿道炎の有無を確認します。
分泌物の検査(グラム染色、PCR検査など)
尿道からの分泌物や尿を採取し、原因菌(淋菌やクラミジアなど)の特定を行います。
PCR検査を用いることで、より正確な診断が可能です。
血液検査
炎症の程度や、性感染症(STI)の有無を確認するために行うことがあります。
尿道炎の治療
尿道炎の治療は、原因となる病原体に応じて異なります。
抗生物質の投与
- クラミジア感染症:アジスロマイシンやドキシサイクリンが処方されます。
- 淋菌感染症:セフトリアキソンの筋肉注射やアジスロマイシンの内服が推奨されます。
生活習慣の改善
- 水分を多めに摂る:尿をたくさん出すことで、細菌の増殖を防ぎます。
- アルコール・刺激物を避ける:尿道の炎症を悪化させる可能性があるため、控えましょう。
- 性行為の一時的な中止:完治するまで性行為は控えることが推奨されます。
パートナーの治療も重要
性感染症が原因の場合、パートナーも同時に治療を受けないと、再感染のリスクがあります。
パートナーがいる方は症状が無くても2人で検査することをお勧めいたします。
尿道炎かも?と感じたらご相談ください
尿道炎は、早期に治療すれば比較的短期間で改善する病気ですが、放置すると前立腺炎や膀胱炎などの合併症につながる可能性があります。
排尿時の痛みや違和感、尿道からの分泌物が気になる場合は、早めにご相談ください。